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■最新刊 季刊グループホーム 2022秋 Vol.74特集 グループホームと権利 |
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特集にあたって「今度の休日には、感染予防に気をつけながら、新しい服を買いに出かけたい」「今日は人と会いたくないから、ずっと部屋で過ごしたい。理由は話したくないけど」「お気に入りの商店街があるこの町で、ずっと暮らしたい」…… 毎日の暮らしの中でのこのような思いは、誰もが抱く、ごく普通のささやかな希望の類です。しかし、日常的に支援を必要とする障害のある人の場合、このような自然な思いは、尊重されているでしょうか。普通に過ごすために誰かの手助けが必要な場合、特に社会制度化された支援を活用して生きる場合には、自由であることが重視されにくい現実があるように思います。 世界人権宣言の第一条では、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」と宣言されています。人権とは、人としての尊厳を守るために必要な権利であり、誰もが生まれながらに持つものとして、国際人権法によって認められています。私たちには馴染み深い障害者権利条約もその一つです。 「障害のある人は、こういう場所で、こういう暮らしをするのが良い」という思い込みや、「障害の軽い人は、このくらいの期間で、こういう生活を目指すのが標準的だ」という提案なども含め、社会制度を効率的に運用していくための「標準」や「類型」は、自由に対する社会的障壁でもありうることに注意が必要です。 障害のある人も、障害のない人と同じように、さまざまな事情の中では時にあきらめたりもしながら、自分が主人公の人生を生きていけるようにするためには、日々、その時々の自然な自分の気持ちを感じることが欠かせません。それを聴いて、具体化するのを助けるのが支援者の役割であり、それは権利擁護の実践です。「障害者用」の特別な枠組みを用意して当てはめるのではなく、人としての尊厳を守り、追求する営みを積み重ねていきましょう。 |
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在原理恵 |
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