障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会

刊行物

「グループホーム」 一人ひとりの生き方を大切に

「グループホーム」一人ひとりの生き方を大切に

発行 Sプランニング 編集 障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会                           

A5判 128ページ 定価 1540円

「はじめに」より
どのような制度であれ、時が経つにつれその時々のニーズなどに適うよう改正され、より多くの人たちに認められていくものと思います。それは、制度の進化ともいえます。が、今日グループホーム制度については、進化どころか荒廃とでもいえるような、このまま進むとグループホームは一体どこへ迷い込んでしまうのか、大変危惧される状況が露見しています。
全国で障害のある人19万人余が利用するグループホーム、担う多くの事業所では人手の不足や加算頼みの報酬下、必死に入居者のその人らしい暮らしの実現に努めています。片方で、障害のある人の思いよりも、その暮らしを損得で判断する事業所もあり、確実に増殖しています。
私たちは強い危機感を持ち、グループホームの昨日と今日を検証しました。そして、向かう方向も探りました。ご一読いただければ幸甚です。(宮代隆治)

<もくじ>
第1章.グループホームに関わる地域生活の理念と責務   望月隆之
第2章.障害のある人にとってのグループホーム      佐野和明
第3章.グループホーム制度の概要           久保 洋
    ●「意思決定支援についてもう少し考えてみよう
――基本の確認からとらえ直しまで」           名川 勝
第4章.グループホームの運営で大切なこと     島﨑由宇・在原理恵
第5章.グループホームの進むべき道           荒井隆一

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