障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会

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季刊グループホーム 2024秋vol.82

特集 生活費の実態

特集にあたって

おひとり?   おいくつ?   どこにお住まい?

この三つが分かるだけで、もしかすると、あなたにぴったりのパートナー♡が見つか

るかもしれない。♡のある生活、愛、あい、アイ、AI…

 

しかし、今特集は「愛」や「AI」についてではない。

よく語られる「同じ人間じゃないか!」の、同じ「だからどうなの?」か。

はたまた「ノーマライゼーション」の「普通さ」について、である。

 

「恵」のグループホームにおける食費・食材料費「ピンハネ」問題は、確かに酷かっ

た。

絶対的貧困ともいえるような粗末な食事、そのようにしてまで利潤追求しようとする/できてしまった運営者、その始末は後追いでするしかない制度、ホレミタコトカと文

書一本過去の通知の再送付、創設された地域連携推進協議会???

 

新聞報道がなければ、どうなっていただろう。報道以前も報道以後も、グループホー

ム入居者ご本人を「専門職者」が「公僕」が、取り巻いていた/いるのではないのか。

 

初めの三つが分かると、わが国の厚生労働大臣が定めた、この社会で人が人らしく生きていく上で必要な最低限度の生活費が月いくらくらいなのか、粗アラで分かる。

この社会で、人はお金を使ってモノやサービスを購入し、消費して生活している。

「同じ人間」であることくらいトウノ昔シからわかっているので、もうそれはいいか

ら、「同じような生活」だろうか、グループホーム生活は「ノーマル」だろうか、なにか差っ引かれてしまっていないだろうか…。

過ちて改めざるこれを過ちという/過ちて則ち改むるに憚ることなかれ(コピペ♡)

について考えてみたいと思います。

久保洋(日本グループホーム学会運営委員会)

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